2013.10.22
山頂踏まずの北岳(秋バージョン)
金曜日に北岳あたりをウロウロしてきました。
どこに行こうかなかなか決まらなかった前の晩。
日帰りで行けるところで、できるだけアクセスがよくて、
なるべく天気が良さそうなところをグネグネと考えたら、
南ア北部に落ち着きました。
芦安からバスに乗って、
いまの季節なら、白根御池のほとりでのんびり過ごす。
なんていうのもいいかもしれない。
それに、夏にたくさん花が咲いていた草すべりを今歩いたら
花たちのその後の姿が、いろいろ見られるかもしれない。

というわけで決行です。
芦安発のジャンボタクシーにゆらり揺られて広河原へ。
おなじみの橋から見える山頂は、今日はうっすら雪化粧。

白根御池小屋までは
カラフルな葉っぱたちに癒されながら登ります。
かなりガッツリ、キュートーが続くので
この時期でもやっぱり汗ダク。どんどん無くなるアクエリアスw

白根御池小屋に到着♪
小屋の前でのんびりしようと思ったら・・
今からヘリが飛んでくるので中で待機して居てください。 とのこと。

資材を運んでいるのだそうです。
くり返し何回も飛んできていました。
これはそのあと草すべりコースを歩いてるときに御池の淵に着陸したヘリの写真。
轟音と波紋と激しい風と。
すごい迫力!まるで映画のワンシーンのようでした。

先日の風でほとんど葉っぱが落ちてしまったダケカンバ。

御池のまわりも、数日前はもっと鮮やかだったそう。
でも、 これでも充分美しいです。箱庭のような御池のほとり。

のぼる道にはセピア色に姿を変えた可憐な花たち。

マルバタケブキのボンボンはあちこちに。

ボンボンといえば、今回、こんなの買ってみました♪
甲府昭和インター近くのデイリーストアの入り口 に「お待たせしました!ついに入荷しました!」
と書いてあったので思わずGET。
1個21円でけっこうなボリュームです。 サクサク食感でとても美味しかったです♪

甘いの食べて一息ついたら稜線まではもう少し。
北岳の上の空が、半分ずつ青と白。

紅い実と鳳凰三山。
こうやって見ると、高峰、やっぱりかっこいいかも♪

ふぃ~稜線に出ました。
稜線上はガスもなく風もなく思いがけずの好天でした♪
甲斐駒さんと小太郎尾根。
小太郎尾根はいつか歩いてみたいなぁ~

秋色のドレスを纏った女王様は、より一層たおやか。そして優しそう。
中央アルプスもくっきりでした。
今年は行けなかった駒峰ヒュッテ。来年は行けるかな?

登山道の脇にはわずかに残っていた雪。

この植物たちも、もうすぐ雪にすっぽり埋もれてしまうのかなぁ?

肩の小屋までやってきました。
北岳が雪を纏ってキラキラと輝いています。
ここまで来ると寒いですのう。。。

雪をつけた北岳&富士山を眺めながら、ここでちょっくらひとやすみ。

ゴソゴソ・・
ジャーン。もう1個あるのです♪w
ひとしきり景色を楽しんだら、とっとと下山。
またしても山頂踏まずの北岳ですw
下りは少しルートを変えて。
すると登りでは出会えなかった植物に出会ったりして・・

これ、なんの豆?

カンバたちのないしょ話。

この日の主役はこれかなぁ?
マルバダケブキ 、そこかしこ。

このメタリックな物体は、種を飛ばしたあとのマルバダケブキの姿かと思うのですが・・
こーゆーのは初めて見ました。
ほんとに「鉄」っぽい質感でした。

がんばって残ってくれてた七竈。

ぐるっとまわって戻ってくると御池のまわりは真っ白でした。
それでも御池小屋であたたかいアップルティーをいただいてしばらくのんびり過ごしました。
このアップルティーは夏に続いて今回二度目のお気に入り♪
このあと広河原まで下る途中で小屋のスタッフさんにお会いして少しおしゃべり。
「さっき小屋でアップルティーいただきました。
あれ飲むといつも元気が出るんですけど、なにか入ってるんですか?w」
すると小屋番さん、
「え?ああ、・・・・愛情が(照)w」

なるほど。納得。だから御池小屋はいつも賑わっているんですね♪
来年もまた絶対行こう!
楽しいお話ありがとうございました。
霧が立ちこめる森の中で目立っていたのはカニコウモリの白い綿毛。
この綿毛はオフホワイトではなくて、まさに純白。羽根のよう 。
綿毛の色にもいろいろあって、
それはべつにどうでもいいことかもしれないけれど、
そんなことにいちいち気づける、そーゆー時間を過ごせることは
ホントにありがたい事で、
やっぱり山はいいなぁ~ なんて。
ぼんやりと考えながら、
いつのまにか寝ちゃってました。
芦安までのジャンボタクシー。
おしまい。
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